3月も残すところわずかとなり、
新たな環境へ移られる方も多いと感じています。
家具はきっかけがないと、中々変えることも少ないですし、一度置いたらよっぽどのことがない限り
ともに暮らします。あせらず気に入ったものと出会えたらいいですね。
さて、無垢材で収納の選び方をまとめてみます。
①樹種選び
まずは、こちら〝オーク材〟です。

素朴、ナチュラル、木目は緻密で指で凹凸を感じます。
どこか懐かしさを感じる方も多いです。
経年変化はさりげなく‥です。
取っ手は〝角〟
アンティークのものを使用しています。
つづいてこちら〝ウォールナット材〟です。

落ち着き、高級感があります。
着色したものとは違い、天然の色素が自然と混ざっているのが美しいです。
収納は扉ももちろん制作しています。
最近展示しました、
こちらは〝チェリー材〟

うすいサクラ色から、深い飴色へ
時の経過も合わせてお楽しみ頂けます。
手触りは滑らかで、とても気持ちがいいです。
樹種によって、ずいぶんと雰囲気が変わります。
床材や空間、今までの家具との相性もありますが、木同士の色を合わせる、
のは難しいことです。
ですから、まずは自身の好きな木をお選び頂くことが、家具作りのスタートです。
②サイズをきめる。
cm単位で制作可能です、
お部屋の図面があれば、色々とご提案もいたします。

展示のチェストは幅1200㎜。
奥行は浅めで380㎜(内寸:300㎜)
高さは700㎜です。
幅は間取りに合わせて、少し余白があると植物やスツールもおけますが、収納力重視でしたら広げましょう。
奥行は一般的には450が多いですが、個人的には、大きすぎると思うことがあります。
今回のリビングチェストは〝たくさん〟というより〝必要なもの〟をというコンセプトでした。
おすすめは400㎜でしょうか。
高さは700~800で、天井高の1/3くらいがベストです。天板の上がきれいに見えます。
外寸によって、引き出しの幅や高さが変わったりします。
また、皆さまの〝サイズ感〟はそれぞれですのでインテリアショップを見に行くこともおすすめします。
ここまで、①樹種をえらぶ②サイズを決める
ここからは
③引出し、扉の配列・割合を決める。
→一番悩ましいところです。外寸と大まかなイメージをお聞きしたら、こちらで図面制作いたします。
そこから、煮詰めていきます。
④取っ手(上記、丸か角)、引き出しのレールあり/なしをお選び頂きます。
ざっくりですが、このような流れでつくっていきます。
ちなみに、収納の背面は〝羽目板〟です。
合板は使いません。

か、隠れてしまうのがもったいないくらい。
でも、安心です。

チェストは木目が目に入りやすく、壁面が優しく彩られます。
毎日顔を合わせますし、、
実用面はもちろんですが、その存在が愛おしくなることを願って居ます。